日本での生活

良い面も悪い面も含んだ日本独特の習慣をまとめてみました。

日常に関すること

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日本において玄関で靴を脱ぐ理由として考えられるのが、日本独特の気候条件が影響している点です。日本は雨が多く湿度も高いことから、もし土足のまま家の中に入るとすると家の中は汚れることになるだけです。掃除が大変ですし、衛生上も問題が出てくるでしょう。床が畳であればなおさらのことです。こうして家の中では靴を脱ぐ習慣ができたといわれています。ホテルやレストランで靴を脱ぐ必要はあまりありませんが、旅館や料亭、居酒屋などでは靴を脱ぐ必要がしばしばあります。

日本人はお辞儀という挨拶を1,600年以上の歴史のなかで培ってきました。日本人にとっての「挨拶はお辞儀である」と言う習慣は簡単には抜けません。現在の日本では、敵意のないことを示す挨拶はお辞儀であり、握手は親近感を表すツールとして定着しているのが現状でしょう。お辞儀は目上の人やお客さんを見送る時にも使用されます。

日本は時間に厳しい国です。電車やバスもほとんど遅れることなく、ほぼ定時にやってきます。「遅刻をしない」という習慣は、ほとんどの日本人にとって当たり前のこととなっています。就職活動でも同じこと。時間を守ることは不可欠で、面接に遅刻をすることはNG中のNGなんです。

とりわけ、ドイツ、フランス、スイス、スウェーデンといった国は地震が少ないです。日本ではちょっとした揺れであれば「お、揺れたね。震度2くらいかな?」なんて悠長なものですが、そうしたヨーロッパ諸国の方々にとっては珍しい体験となるようです。「お「か」「し」などの基本的な注意は知っておきたいところです。

駅前や繁華街で販促のために企業がポケットティッシュを配る光景は、日本人にとってはさほど珍しいものではないと思います。しかし、紙のティッシュが高価な国が少なくないようで、「いいの!? これもらっちゃって!?」と驚く外国人はが珍しくないようです。

コンビニ(コンビニエンスストア)、マクド(マクドナルド)、スタバ(スターバックス)など、名称を省略することが多いです。一説には、文字数制限のある俳句や短歌へ乗せやすいように工夫する風流な日本人故の流儀だそうです。決して、横文字が言いにくいから略しているわけではありませんよ。

読み書きはできるものの、英語を話すのが殊に苦手です。理由としては、ペラペラしゃべられない(またはペラペラしゃべる)のが恥ずかしいと感じてしまう日本人の性格も関係しているのかもしれません。もちろんJ-STAYスタッフは英語を話しますのでご安心ください。

子供だけで学校に向かう光景は日本人にとってはごく当たり前の光景ですが、考えられない、と思う人も多いようです。海外では子供を犯罪などから守るためスクールバスで送り迎えするのが一般的で、スクールバスを利用しない場合でも必ず親が学校まで送り迎えをすることがあります。治安の良さ故なのでしょうか?

お菓子の箱を開けると一つ一つが小さな袋に入っていたり、デパートで買い物をすると必ずラッピングしてくれるなどキレイで丁寧といった意見もある反面、エコロジーに反していて過剰に包装しすぎとの意見もあります。不要なラッピングや袋は自分からすすんで断るようにしましょう。

欧米の国々を中心に、勝利・反戦・平和という意味を持ち、また、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでは手のひらを内側に向けると侮蔑や卑猥の意味に変わるピースサインですが、日本では写真撮影の時によく見られる、楽しさや幸福感を表現するサインです。決して悪意はありません。

特にマナーの良い日本人女性に多い笑う際に口元を隠す独特の仕草ですが、外国人からみると変な仕草ととらえられることがあるようです。人よっては隠し事をしているように感じてとってしまうこともあるそうです。

クリスマスは本来キリストの誕生を祝う日です。そのため、海外ではクリスマスは家族と家で過ごす(家族と祝う)のが常識ですが、日本人は恋人と一緒に過ごすのが一般的(理想的)です。ケンタッキーフライドチキンを食べる習慣があるのも不思議に映るようです。

食に関すること

日本人が麺類を食べる際はすすりながら食べるのが一般的ですが、しかし外国人からみるとその行為は非常にマナーが悪く、不快と感じるようです。江戸時代にソバをすするのが粋な食べ方とされていたことからすすりながら食べる風習ができたと言われている。

お通しは、注文の品がくるまでお客さんを待たせないためのおもてなしの心から生まれた文化ですが、注文していない料理が出てきてそれに代金がかかるということで海外の方との間ではトラブルになることがあるようです。

日本では箸を右手で持ち、茶碗を左手で持って食べるのが一般的ですが、食器を持つ行為をマナー違反とする国は以外にも多いようです。同じアジア圏で箸を使う文化のある韓国でも食器を持つのはマナー違反です。

盛り塩とは古くからおこなわれてきた日本の風習で、主に厄除けや運気向上を目的に玄関先や各部屋に置くものです。その歴史は奈良・平安時代にまでさかのぼるといわれています。塩には強い防腐作用があり食品を塩漬けにすれば腐敗からのがれることができます。

公共の場所に関すること

世界の7割程は右側通行ですが、日本やオーストラリア、ニュージーランド、インド、香港などイギリスの影響を受けている国々は左側通行です。またアメリカやカナダでは右折禁止の標識がない限り、赤信号でも右折が可能ですが、日本では交通違反となりますので注意しましょう。

日本では当たり前になっている路上でのお酒も、諸外国では禁止されていることが多いです。路上などでお酒を飲んでいると逮捕されたり多額の罰金を取られてしまう国も多いんです。ただし、日本でも歩きながらの飲酒などはお祭り等でもない限りはマナーに反することもあります。

1995年の地下鉄サリン事件、2001年の米同時多発テロの発生によって「テロ活動に用いられるリスクがある」という認識が高まり、公共の場におけるごみ箱の数が大きく減少して現在に至っています。日本の街にはごみ箱が少ないのに、とても清潔なことに驚きを隠せない外国人の方も多いようです。

電車やバスで寝てしまった経験はないと言った日本人はまずいないだろう。しかし外国人からしてみればまず考えられない行動らしい。海外では電車やバスに限らず公の場で居眠りをしてしまえばまず持ち物がなくなってしまう。そのため日本人が外で居眠りをするが信じられないようです。

優先座席付近での携帯電話の利用はマナー違反ですが、それ以外の場所ではよく使われています。複数の乗客が会話をしていることもよくあります。しかしこれが携帯電話による通話となるとマナー違反と捉えられる風潮があります。論理的な説明はつかないのですが、電車内での通話では小声でするよう注意した方がよさそうです。

日本には裸の付き合いという言葉があるように銭湯や温泉では裸になるのが常識です。しかし外国にはそう言った文化がある国は以外にも少なく、他人に裸を見せることに抵抗がある方も多いようです。銭湯でのマナーはこちらで勉強してみてください。